
474ページ一気読み。ダレル所のないジェットコースターのような小説。これだけのテンションを維持しているので書き下ろしかと思いきや何と連載。そんなところの凄いパワーと集中力を感じたりもした。
内容に関してはどんな本でも賛否両論があるもの。とっても面白かった。極限の状態の人間、人間性のあり方。とにかく息をつかせないパワフルな本だった。読んでて面白かったのはラストの河瀬のくだりかな。
過去の作品を引っ張り出してみる、
「白夜行」耳がキーンとしてくるような嫌な空気が漂うような最高の一本 何よりこういう小説の書き方が存在するんだというくらいに衝撃だった気がする 何より 『ちり〜ん』はもうゾクゾクする
「秘密」笑う事も出来るけれどもどうしようもなく切なくって嬉しくて悲しい
「宿命」ラスト30ページがたまりません 読んでない人がうらやましい
「幻夜」白夜行の焼き直しなどではなくヒリヒリスパっとした感じがさらに痛い
「さまよう刃」憤怒の激情は誰しもとはいえないかもしれないけれど多くの人が必ず持つもの、嫌な内容だけども現実 実情へのアンチテーゼともとれるんじゃないかな 色々な方面の苦悩 書き込みの長さを感じさせない一本
「時生」所謂東野ワールドな世界 文体でこれも好きだな
「天空の蜂」多少難しい部分があるものの十二分に唸れる展開はさすが
「使命と魂のリミット」双方の立場の人間として、の静かに深い考え方がフェアで大人でかっこいいというのも変だけど
「虹を操る少年」読み始めはどういう展開なんだと思ったけどこの小説らしい芯のあるガラス板のような文体が好き
「手紙」泣かない人もいるけれど、ラストで一人で読みながら号泣
他にも読んだものがあるけれど今回は割愛。大体↑のものが何回も読んだり拾い読みしたりするかな。特に「白夜行」「宿命」「秘密」はベスト3だったな〜。
昨日はお風呂の友にする本に「ガリレオの苦悩」を持って入って2分。。。読んだじゃんこれ!

宮本輝さんの最新刊。終戦後の大阪 十三(じゅうそう)が舞台。
戦争で親を亡くしてしまった子供達、また様々な理由から幼いながら一人にさせられてしまった子供達、そして彼等を懸命に育てようとする二人の青年。戦争でたくさんの男が死んだという事は、確かに妻や子供が残される、そしてその時代に子供を育てるだけの仕事や蓄えがある人がそんなにいるはずもなく、物凄い数の戦争孤児がうまれてしまった事だろう。そしてその状況を想像出来るかと言われると、正直想像出来ない。きっと頭で作るイメージと現実はこうだったというのを知ると愕然とするはずだから。
書かれているテーマはひどく重くのしかかるんだけど、辛いだけじゃない、楽しい瞬間には生きる力の瑞々しさが溢れている文章で、また色々と教えてくれる本だった。
輝さんの本でこれまでも繰り返し書かれていたか、もしくは根底に常に忍ばせていたのかもしれないのが下の今回の小説の一文、バチンと心を揺さぶられるような一言
「ぼくは高校生のときに、人間は何のために生まれてきたのかってパパちゃんに訊いたことがあんねん」と言った。
即答できるような質問ではないことくらいはわかる年齢に達していたし、明確に答えられるものでもないと承知していたが、パパちゃんは即答し、かつ断言したのだ。自分と縁する人たちに歓びや幸福をもたらすために生まれてきたのだ、と。

買ったのに未だに読んでいない。。。
「神社」と「お寺」どう違うのか明確に区別せよ、と言われると困る。
「お寺」は釈迦の流れを汲む人達、また高僧を祭り、仏教徒の葬儀、供養等を行う。。。
「神社」は、古来からの伝承、空想のものや、自然信仰の為の場所。。。
これくらいしか知らないとは、本当にそうなのかすら微妙だ。外国人の方が詳しいかもしれない。こういう時って日本の事をまだまだ全然知らないんだなと痛感してしまう。こういうのも勉強しないとな〜。しかもこういうのはよその国の人に教えるのが難しいんだよね。
それはそうと何故こんなに仏像が流行っているんだろうか。仏像ギャルとか意味不明のネーミングだ。歴ドルも????だったし。仏像や仏閣、神社に注目が集まるのはいいかもしれないけれど、わざわざブームを作り出すというのがこれまた意味が分からない。
第二弾、「無趣味のすすめ」

タイトルは「無趣味のすすめ」だけど、本当の意味で「無趣味のすすめ」と思って購入して読んだ人がいるとすると腰抜かすか、全く意味が分からないんじゃないだろうか?
現在の現実を一歩ではなく三歩くらい退いて冷静に見た視線からの事だから、読みながらはっ!っとする事がたくさんあった。「全ての男は・・・」と共通するけれど、例えばテレビのニュース番組とかで放送されている事柄っていうのはキャスターさんとかが喋っている瞬間にはそうか、なるほど、と納得したりするんだけれど、そこから三歩くらい退いた考え方や思いというのがあってそういう視線の持ち方がホント凄いな〜と思ったり。無意味で結局何も分かっていないという事を煙に幕くような報道の仕方であったり。流される情報に惑わされるんじゃなく、的確に様々な事を判断出来るようになりたいな〜。まだまだ修行が足りないようだ。。。。ハマる人にはハマる本だろうな。