5月 27th, 2009

イタリア人が離れられないもの、パスタ&肉料理。さらに書くと出身の土地の郷土料理。これが全くないと大なり小なりの程度の差はあれ、禁断症状が出る。疲れやすくなったり、元気がなくなったりホームシックに近い感じか。。パスタはいわゆる日本人の白米に当るわけで、日本人の白米と同様色々な食べ方で食べられる。一番一般的なのはやっぱりパスタとソースを和える方法。詰め物したりラザニアみたいにしたり、煮込んで食べたり、型に入れて焼き上げたりと。さらにそのそれぞれにソースは無限大のバリエーション。食べたい組み合わせと相談しながら作る。ちなみに彼らの家のマンマのパスタの在庫というのもやっぱり凄いものでとにかくたくさんの種類を用意してあって、昼晩とパスタは食べるから量もまたハンパじゃない。そしてイタリア人の大概が食べる量がまた多いから作るの大変だぞ!って感じる。家族の喜ぶ顔が見たいから今日もマンマはメルカートへ買い出しに行くのであった、となる。

日曜日は家族が集まって食事するという場合が多い彼らの文化。作る量はさらにさらに増えるんだな〜。ブルスケッタまず食べて、次にパスタを食べて、それからセコンド、ドルチェ&カッフェ。。。面白いのは日本と違って一度にテーブルに全部登場するんじゃなくて、まずこれ、それから次にこれって具合で進んでいくので当然時間がかかる。お喋りしながらゆっくり過ごしましょ、な感じの非常に緩やかな感覚。

ところで冒頭にも書いたようにとっても郷土愛が強いイタリア人。日常イタリアで生活する上では他の土地の郷土料理というのはまず食べないってくらいじゃないかな?外国の料理は食べるんだけどね。。

バレーリオとバレンティーナに作ったパスタの内で郷愁感と味の面で特に受けの良かったものは、スパゲッティ o ペンネリガーテのカルボナーラ、スパゲッティのアマトリチャーナ、鶏とタマネギとパルミジャーノたっぷりの生クリームソース、サルシッチャとじゃが芋の生クリームソース 等々。何十年もマンマの味を食べ続けてきた相手にBuonissimo!! , Ottimo!!と言わせるのは中々気合いの入る勝負であり、やりがいもある。試行錯誤しながら相手の好みを見極めつつ、毎回微調整を加えながらどうやったらBuonissimo!!と言わせられるのか考える。大勢の相手に対しての及第点も難しいけど、ピンポイントで狙い撃つ味付けというのも難しい。

例えば、、

カルボナーラ:パンチェッタを短冊に切って炒める、最初にフライパンに若干ひく油とパンチェッタから出てくる脂分がある。少しでも軽めに仕上げたければ当然捨てるべきで、でもこれまでの下敷きをもとに捨てないのもあり。ただしそのまま和えたらただ脂っぽくなるから塩梅よく上げる為にパルミジャーノを増やす。もちろん味が濃くなるから濃いめの味付けの人向け、とかね。

ちなみに家でやる場合、卵がダマになるという方、火を止めてから和えれば楽。茹で上がったパスタを取りおき、鍋の湯を全部捨てて、鍋の中に炒めたパンチェッタと脂分を加減して加える〜パスタ加える〜卵加える←ちなみにホントに割りほぐしただけの卵じゃないですので一応。コショウとかパルミジャーノとか生クリームとか塩は適当に。皿に盛ってさらにパルミジャーノと黒コショウ。以上キューピー3分・・・・・・・・・。ちなみにローマっ子曰く、カルボナーラに最適なのはリガトーニ。生卵を食べる数少ない料理。カルボナーラはメチャクチャ好きなのにすき焼きに卵付けて食べるのはダメなんだな。明日はすき焼きじゃない日本の食事会だ!!

朝はバレーリオと二人で6時に集合したり、6時半だったりと中々の早朝。冬の寒い暗い朝じゃなく、すっきりと明るくて風も匂いも少し冷たくて外に出れば目が覚めるといった感じ。そんな中で本格的に目を覚まさせてくれるのがカッフェ。日本で一般的なのはアメリカンコーヒーだけど、イタリアではやっぱりエスプレッソ=カッフェ。イタリアの街中のバールでいれてくれるのはまさに機械と蒸気のお宝。適切な量の豆をキチンとした力で上手なバリスタがいれると見事にズッケロ=砂糖、を入れてもしばらく沈まないカッフェが出来上がる。人にもよるけどこれにグラニュー糖を二杯、もしくは3杯入れてよ〜〜〜〜くかき混ぜる。大体3口位で飲むのがイタリア人。砂糖を入れないカッフェはありえない。

これに対して家庭で自分達でいれて飲むやり方もある。大体こういう時は家でパーティや家族親族で集まって食事、という場合が多いかな?食事が終わってみんなで散歩しながらバールに行ってテーブルでカッフェとドルチェって場合もある。大勢で集まる時というのは誰かが旨いドルチェを調達してくる当番や、ドルチェならあそこの何々に決まってるよね〜なノリで集まる前にたくさん買って持って行くという場合の方が多いと思う。で、〆のカッフェはマッキネッタっていう家庭でカッフェをいれる為の専用の道具を使う。これはサイズが色々あって超大家族=超特大マッキネッタ。大家族=大マッキネッタ。少人数=チビマッキネッタ、ととにかく形も大きさも様々。使い始めると色々なのが欲しくなるんだな。

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Rivaでバレーリオ、バレンティーナ達とカッフェを飲む時はこのマッキネッタ。これは彼らからプレゼントしてもらったもの。豆はLAVAZZAのこれ。

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バールのカッフェと何が違うかと言えば、液体の濃度というかなんというか。機械でいれたものより若干サラッとした仕上がり。機械でいれたものはとろっとした感がある。かと言って味もさらっとしているのかというとそんな事はなくて、ズッケロ入れて飲まないととても飲めない位の濃さ。まさに家庭でしか楽しめない味。ただこのマッキネッタでいれるのもある程度馴れと技術がいる。水の量、粉の量とかね。うちではバレンティーナがカッフェのマエストラだった。

ちなみに3口ほどで飲むものなので1日の内で区切りのいい時に随時飲むというのがイタリア人。朝に一杯、仕事の区切りに一杯、これを一日に何度か繰り返す。特に早朝はカッフェが飲みたくなる事この上ない。。。

ちなみにイタリアのバールではカッフェはナポリが最高に旨いと思う。ホントに沈まないズッケロ。強烈な程グッとくる香り、トロットロってほどの濃厚さ。お腹も強烈になってしまったのは事実。

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