イタリア

ナポリのピッツェリーアの軒先 道端で売ってる揚げ物は何であんなに美味いんだろうか。揚げ物好き、つまみ食い好き、立ち喰い好きには抗う術が無い程の強力な誘引力をもってる。そして想像する通りの味がしてそれがまた嬉しいんだな。でもその揚げ物コーナーの揚げ油、これがとっても魅惑的な色で。。是非、現地で覗いてみて下さい。

結構失敗気味なアランチーニ。。。

rimg00161

ランキングに参加してみました。クリックお願いしますbr_decobanner_200911271600285


ある日の賄いはピッツァ。マリナーラ。チーズが無くても美味しいこの、トマトソース、オレガノ、ニンニクという組み合わせ。一体誰が考えたんだというくらいに凄く素敵←ナポリ人が考えました。。。

400gの生地を伸ばして完成 Marinara maxi!!!

rimg01042

大き過ぎて通常のパーラには載せるのがキツい。左右の両端はビローンと落ちてて非常に窯に落としにくい。。でもこれってどこかで見たと思ったらソルビッロやダミケーレのピッツァ焼く時いつもこんなだな〜と。よく毎回毎回あれを窯に突っ込むなと見てて感心する。まぁ形はいつも凄い形のが出てくるけどね。

ランキングに参加してみました。ぽちっとお願いします。

br_decobanner_200911271600282


3月だったかな?東京でのナポリピッツァのセミナーをこなし、その後また全国の認定審査にキツいスケジュールの道中ガエターノが広島に寄ってくれた。その当日の夜は父がガエターノ達をお好み焼きの店に連れて行き、がイマイチだったらしく一番残念がっていたのは父だった。翌日早朝、ナポリから誰か来ると言えばこの人ありのIさんに電話してみたところ、もうちょっとしたら出発するという事で、皆が泊まっているのは家から近くのホテルなんで、間に合うはずと思いとりあえずダッシュして行ってみた。居た!まだ居た!ほんとに出発しそうな勢いだったので間一髪。ガエターノ以外の方とは日本にいる限り会える機会は多いけど、ガエターノは今逃すとまたしばらく会えないしな〜。会えて良かった。こないだも会ったけどもう一回近況報告とかしてガエターノもとっても喜んでくれた。あの時走って良かった〜〜としみじみ感じる。

ナポリに行った時はなんだかんだとガエターノにお世話になっている。こうやって日本に来てくれた時くらいは顔を出さないとなんだかイヤなんだな。遠い所から日本に来てくれて、これまでも日本に滞在しているなら必ず一度は何とか都合つけて顔を合わせて話してきたけど、人の繋がりってこういう風な事の積み重ねがあって、ふとした時にふとした思いがけない事が起きるもんなんだな。これまでにも何度かそんな事あったし。まあただ、単純に会いたいな〜という思いの方が強いんだけどね。日本という枠に囚われない、世界をまたに掛けて遊んでやりたいって今でも思ってる。大人になってから世界で遊んでやる!っとなったらスキルとパワーとマネーが要るんだな〜とここ数年来ずっと感じたり。じゃぁ取りあえず勉強せんとなぁ。

a

かなりの早朝で本人ほとんど寝起きで酷い状態の為ぼけさせました。。。

計算されつくして飾り付けられたものじゃなくて、さりげなく自由に感じられてでも美しく飾られたものが好き。イタリアフェアーでやったこれ、最適な素材を集めつつ、美味しく美しくって。見ていて楽しめるような一枚を作りつつ、でも全体を見渡した時にそれぞれが違った顔を見せられるように考えながらやってた。ローマにいた時みたいに美味い缶詰なんかは日本に来ると途端に値段が上がり高くて使えないので組み合わせと発想力でやりきろうと、バレーリオと二人で新しいメニューを作ったりもした。結果、毎日届く新鮮な野菜を多用しつつ、イタリアの珍しいタイプのハムと組み合わせたりするとめちゃ良かったりした。かわいらしい中におっ!っと思ってもらえるよなものとか。

dsc09348

かわいらしいで思い出したけど、イタリア人の女の子好きはホントの話で、女の子を見てBellissima~~~,carina!とかなるのは毎日の事。カワイイ子にはcarina。bellissimaを使うのは何ていうか、海外の雑誌に出てるようなタイプでなおかつセクシーさに溢れる相手に対して使い分けてるような感じかな?どっちが好きなん?って聞いてもどっちも好きって事だった。。。。ちなみに赤ちゃんに対してもBellissima~~と使っていたのでこれまた面白い話だった。

自分の彼女とネットでテレビ電話する時の呼びかけが『Bella mia!!』だったんだけど、こういうタイプは日本語に直せないんだな〜。直すと途端に30年くらい前にタイムスリップ。書くのも恥ずかしい、『なあオレのかわい子ちゃん!』『ねえオレの美女』。。。照れる。ね、訳せないでしょ。。使うならそのまま『ベッラミーア!』と言った方がいい。音感も素敵だし。『Ciao bella!』もあり。

日曜日の早朝、Rivaの前に集合 朝7:15。今日はバレーリオとバレンティーナがローマに帰る日。到着した時には二人はもう待ってた。時間にルーズなイタリア人というイメージを作ったのは誰だ!

荷物の整理もすっかり終わってついに出発。晴天に恵まれ絶好の出発日和というか何というか。風が冷たくてすでに寂しい。広島駅に着いて時間がまだ少しあったので3人でカフェ。味はイマイチだったけど最後に少しゆっくりさせてくれたし良かった事にしよう。バレーリオが広島に来て1ヶ月半、バレンティーナが来て約1ヶ月、ホントに早かったね〜とかフェアの事とか今後の事とか色々と。

ホームに上がると新幹線が次から次にやって来て、ここに着く人、ここから出発する人を運んでいく。いつだって見送ったり、お別れをするのは苦手だ。出発する彼らには別れの寂しもあるけど、やっぱりしばらく振りに帰る自分の国、待つ家族がいたりしてどうしても抑えられないワクワク感もあるしね。見送る側はどうしてもここに残る事になってそれがまた寂しいのかもしれない。お別れのバーチをしてお互いの家族親友に挨拶を送り、新幹線を見送った。新大阪で乗り換えて関空に着けばもう後は乗り込むだけ。飛行機が空に昇ってしまえば寂しい感も薄れて後は懐かしい我が家に早く着かないかな〜と願えられる。

それでも最近はメールや電話もいつでも出来るし、何より今回初めて知ったskypeというもの。これが出来れば可能な限りいつでもすぐ顔見て話せるしね。世界を又にかけた通信技術に感謝。

帰って何食べるのか聞いたら、パパのカルボナーラだって。

rimg0142

イタリア人が離れられないもの、パスタ&肉料理。さらに書くと出身の土地の郷土料理。これが全くないと大なり小なりの程度の差はあれ、禁断症状が出る。疲れやすくなったり、元気がなくなったりホームシックに近い感じか。。パスタはいわゆる日本人の白米に当るわけで、日本人の白米と同様色々な食べ方で食べられる。一番一般的なのはやっぱりパスタとソースを和える方法。詰め物したりラザニアみたいにしたり、煮込んで食べたり、型に入れて焼き上げたりと。さらにそのそれぞれにソースは無限大のバリエーション。食べたい組み合わせと相談しながら作る。ちなみに彼らの家のマンマのパスタの在庫というのもやっぱり凄いものでとにかくたくさんの種類を用意してあって、昼晩とパスタは食べるから量もまたハンパじゃない。そしてイタリア人の大概が食べる量がまた多いから作るの大変だぞ!って感じる。家族の喜ぶ顔が見たいから今日もマンマはメルカートへ買い出しに行くのであった、となる。

日曜日は家族が集まって食事するという場合が多い彼らの文化。作る量はさらにさらに増えるんだな〜。ブルスケッタまず食べて、次にパスタを食べて、それからセコンド、ドルチェ&カッフェ。。。面白いのは日本と違って一度にテーブルに全部登場するんじゃなくて、まずこれ、それから次にこれって具合で進んでいくので当然時間がかかる。お喋りしながらゆっくり過ごしましょ、な感じの非常に緩やかな感覚。

ところで冒頭にも書いたようにとっても郷土愛が強いイタリア人。日常イタリアで生活する上では他の土地の郷土料理というのはまず食べないってくらいじゃないかな?外国の料理は食べるんだけどね。。

バレーリオとバレンティーナに作ったパスタの内で郷愁感と味の面で特に受けの良かったものは、スパゲッティ o ペンネリガーテのカルボナーラ、スパゲッティのアマトリチャーナ、鶏とタマネギとパルミジャーノたっぷりの生クリームソース、サルシッチャとじゃが芋の生クリームソース 等々。何十年もマンマの味を食べ続けてきた相手にBuonissimo!! , Ottimo!!と言わせるのは中々気合いの入る勝負であり、やりがいもある。試行錯誤しながら相手の好みを見極めつつ、毎回微調整を加えながらどうやったらBuonissimo!!と言わせられるのか考える。大勢の相手に対しての及第点も難しいけど、ピンポイントで狙い撃つ味付けというのも難しい。

例えば、、

カルボナーラ:パンチェッタを短冊に切って炒める、最初にフライパンに若干ひく油とパンチェッタから出てくる脂分がある。少しでも軽めに仕上げたければ当然捨てるべきで、でもこれまでの下敷きをもとに捨てないのもあり。ただしそのまま和えたらただ脂っぽくなるから塩梅よく上げる為にパルミジャーノを増やす。もちろん味が濃くなるから濃いめの味付けの人向け、とかね。

ちなみに家でやる場合、卵がダマになるという方、火を止めてから和えれば楽。茹で上がったパスタを取りおき、鍋の湯を全部捨てて、鍋の中に炒めたパンチェッタと脂分を加減して加える〜パスタ加える〜卵加える←ちなみにホントに割りほぐしただけの卵じゃないですので一応。コショウとかパルミジャーノとか生クリームとか塩は適当に。皿に盛ってさらにパルミジャーノと黒コショウ。以上キューピー3分・・・・・・・・・。ちなみにローマっ子曰く、カルボナーラに最適なのはリガトーニ。生卵を食べる数少ない料理。カルボナーラはメチャクチャ好きなのにすき焼きに卵付けて食べるのはダメなんだな。明日はすき焼きじゃない日本の食事会だ!!

朝はバレーリオと二人で6時に集合したり、6時半だったりと中々の早朝。冬の寒い暗い朝じゃなく、すっきりと明るくて風も匂いも少し冷たくて外に出れば目が覚めるといった感じ。そんな中で本格的に目を覚まさせてくれるのがカッフェ。日本で一般的なのはアメリカンコーヒーだけど、イタリアではやっぱりエスプレッソ=カッフェ。イタリアの街中のバールでいれてくれるのはまさに機械と蒸気のお宝。適切な量の豆をキチンとした力で上手なバリスタがいれると見事にズッケロ=砂糖、を入れてもしばらく沈まないカッフェが出来上がる。人にもよるけどこれにグラニュー糖を二杯、もしくは3杯入れてよ〜〜〜〜くかき混ぜる。大体3口位で飲むのがイタリア人。砂糖を入れないカッフェはありえない。

これに対して家庭で自分達でいれて飲むやり方もある。大体こういう時は家でパーティや家族親族で集まって食事、という場合が多いかな?食事が終わってみんなで散歩しながらバールに行ってテーブルでカッフェとドルチェって場合もある。大勢で集まる時というのは誰かが旨いドルチェを調達してくる当番や、ドルチェならあそこの何々に決まってるよね〜なノリで集まる前にたくさん買って持って行くという場合の方が多いと思う。で、〆のカッフェはマッキネッタっていう家庭でカッフェをいれる為の専用の道具を使う。これはサイズが色々あって超大家族=超特大マッキネッタ。大家族=大マッキネッタ。少人数=チビマッキネッタ、ととにかく形も大きさも様々。使い始めると色々なのが欲しくなるんだな。

rimg01281 rimg0129

Rivaでバレーリオ、バレンティーナ達とカッフェを飲む時はこのマッキネッタ。これは彼らからプレゼントしてもらったもの。豆はLAVAZZAのこれ。

rimg0130

バールのカッフェと何が違うかと言えば、液体の濃度というかなんというか。機械でいれたものより若干サラッとした仕上がり。機械でいれたものはとろっとした感がある。かと言って味もさらっとしているのかというとそんな事はなくて、ズッケロ入れて飲まないととても飲めない位の濃さ。まさに家庭でしか楽しめない味。ただこのマッキネッタでいれるのもある程度馴れと技術がいる。水の量、粉の量とかね。うちではバレンティーナがカッフェのマエストラだった。

ちなみに3口ほどで飲むものなので1日の内で区切りのいい時に随時飲むというのがイタリア人。朝に一杯、仕事の区切りに一杯、これを一日に何度か繰り返す。特に早朝はカッフェが飲みたくなる事この上ない。。。

ちなみにイタリアのバールではカッフェはナポリが最高に旨いと思う。ホントに沈まないズッケロ。強烈な程グッとくる香り、トロットロってほどの濃厚さ。お腹も強烈になってしまったのは事実。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ナポリピッツァ通販フェア開催中ですよ〜

http://www.pizzariva.com/



去年の年末辺りに届いたスライサー。欲しいな〜いいな〜と思う事長い時間だった。プロシュットやモルタデッラ、ブリアンゼッタが最近のラインアップだったけど、とりあえず更に美味しいプロシュットを求めてサンダニエーレのものとパルマのものを手に入れてみたけど地域によって作られるものでこんなに違うものか〜と驚いた。もちろん工房毎でも違うから地域だけじゃないのかもしれないけれど。プロシュットの形も微妙に違うんだ。足先までが長く縦に長い感じのパルマプロシュット、幅が厚めの間がするサンダニエーレのプロシュット。肉の色も赤味が強く、塩味も若干強めで脂の入りが少なめでどちらかというと極薄くスライスした上での肉の感触と味を楽しめるサンダニエーレ。対してパルマのプロシュットは肉の色は桃色ピンクで塩味はサンダニエーレに比べ若干マイルド。全体のブロックの状態を見ると脂身はそんなについてないのかな?と思ってみたけど、外皮を削いでカットしてみると思いもかけずふくよかに脂身がついてた。脂っぽいのかな〜?とも思って食べてみたら全然脂っぽくない!見た目を裏切る口溶けの良さと適度な塩気、香りもセクシーで美味い。何とな〜くほのか〜にパルミジャーノレッジャーノの香りもするような気がする。サンダニエーレも美味いけど、凝った料理とかに使うと合いそうな感じがした。パルマのは何と言うか料理でなくこれだけで完結してしまうような美味さだと感じた。サンダニエーレが男ならパルマは女性、みたいなイメージかな。←もちろん個人的な感想なので。

凄いのはこういう食文化を作り上げたイタリアの力、というか地域の力。イタリアだけじゃなくもちろん世界中、日本も然り。貴重な豚一頭を無駄無く余す所なく長期間に渡って旨味を載せ、さらに保存力も保たせというアイデア。パルマプロシュットが塩味が若干マイルドと書いたけどこの若干マイルドというところがまた凄い。プロシュットは長期1年以上は熟成させるわけだけど塩が効いていないと肉が腐る。腿肉に血液が残っているとこれまた腐ってしまう。塩がキツ過ぎると塩辛いだけのプロシュットになってしまうけれど、そうではなくて肉の甘みがありつつギリギリの塩分というところが凄い!長期熟成に耐えられるだけの塩分量、だけども肉の甘みは残るように。苦労したと思う。随分色々な失敗もあったと思う。ホント凄い。加熱していない生のお肉がこうなるなんてね。

写真はまた明日に〜。

イスキアのガエターノのお店のスタッフの実家が作っている、正真正銘100%イスキア産のスーパーオレガノ。何がスーパーってこの香りと柔らかさは凄い!の一品。

ピッツァフェストでナポリに行く際、イスキアのトミーにオレガノの調達お願い〜しかもたっぷり!って頼んでたら凄くいいの用意してくれました!しかもたっぷり。

普通に日本でどこでも買えて手に入るオレガノとは一味二味どころか十味は違います。マリナーラ系のピッツァに使うと香りはやっぱり全然違う、オレガノの力を存分に発揮してくれます。

煮込み物に使ったら今度はまぁ〜るい深い香りに変わって大人の魅力を魅せつけてくれます。これで美味しいフレッシュトマトのマリネ作ったらメチャ美味です!

去年イスキア行った時にフォリーオの食料品店で店の奥にコソっとあったイスキア産オレガノも香りは抜群だった。あそこにあったものも随分たくさん買ったからかなり活躍してくれた。ナポリではなく、イスキアという「島」で取れたものに何故か心を惹かれるんだな。

新幹線に乗ってまた豚饅頭をつまみ、ビール小を飲みかけたところで沈没。。やっぱり疲れているのか?

家に帰ってからは湯船に浸かり、リクエストしておいたおにぎりを山盛りとお味噌汁にしてもらい、爆睡。

それぞれの国で良い所/悪い所、好きな所/嫌いな所とあるけれど、両方共で楽しめるスタンスでいたいかな〜。

                        完

*一人編集後記:やっと完結させる事が出来た。どれだけの方が読んでくれているのか分からないけど、読んでくれた方に意味がある無いは別として、書いたからには多くの方に読んでもらいたいかもと思ったりする。ナポリやそれ以外の都市の事を色々書いたりもするけれど、時期や情勢、人によってそこで起こる事や出されるものは違って当然なので、違うよーとか言わないように。スルーして下さい。

またレポを書いて完結まで持っていきたいので来週からパプアニューギニアに行ってきます!

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

と言うのは嘘です。

*次回への抱負:写真に写る時の棒立ちをやめたいです。自分で撮って〜と言っておいてこりゃないよ・・・と帰って写真見ながら思いました。家帰ってなんかキメのポーズでも考えるかな・・・・・orz。

真面目に抱負は:来年こそもっと喋れるようになってさらに深いコミュニケーションしたい!!

                        完2